『__花は散りゆく 私の時が溢れて

いく 全てが散ってしまったら私は

どうなるの? アタナはまた 見つけ

てくれる?』



「はーぃ!撮影終了~!!」



聞き慣れた声が撮影所に響き渡る。



その瞬間に“ツグム”の魔法はとけ、私は“ツグミ”に戻る。



周りを見ると、私の声に感動したであろう人達が泣いていた。



こんな私でいいなら、どこでも歌おう。



こんな私でいいなら、アタナ達の勇気になろう。



そう、いつものように心の中で呟いて控え室に向かった。