それから美優と呼ぶようになり、美優も俺の事を光城と呼び捨てで呼び合うようになった。




正司と3人で遊ぶ事もあったから、いつの間にか美優の事で頭がいっぱいになっていた…。




そんなある日、正司が美優に告白した事を知る。



当たり前か…正司が美優を好きになったお陰で俺は美優と話すようになったんだから…。

こんな日が来るのは分かっていたけど、こんなに辛いとは思わなかった。





「私、正司君に告られちゃった…」



「あっそ…んで返事は?」

正司の名前を聞いただけで胸がモヤモヤする。


「今まで通り仲良くしようねって言っといた」



仲良くしようねって…。出来るわけ無いだろ…。

何で女って友達のままで居ようとか友達に戻りたいとか言うんだ?

どっちかに恋愛感情があったら無理だろ…。
だったらハッキリ嫌いって言われた方が傷付かないと思うんだけどな……。




「美優ちゃん!今日も遊ぼ」



振られたのに正司は本当に友達として美優と付き合っていた。










.