時計を見ると針が9時を調度指している所だった。



「あっ、そろそろ出ないと…」




「何!?仕事?」


目が据わっている。


怖いよ…。
私の部屋なのに…。



「しょうがないわね。あっ!あゆみチャン赤外線通信しよう」


「良いっすよ」


「うれしい!携帯取って来る!」



しずくさんはスキップをしながら部屋から出て行く。



「はぁ〜疲れた!」


しずくさんの姿が見え無くなった途端に胡座をかいて溜息を付くあゆみ。



「…何?しずくさんと仲良い感じだったじゃん…」



「だって泣いてる姿見たら昨日の自分を思い出しちゃったんだもん…」



首をコキコキしながら携帯をバックから取り出す。



ってことは、しずくさんに話しを合わせてたって事?
あんた、私より大女優になれますよ…。



呆れた私は洗面所に行った。





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