秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜

ベッドの側に近寄り、自己紹介をする。



「可愛い!雑誌やテレビで見るより超可愛い!!」



そんなに褒められるとは…。

恥ずかしい…。



横目で永山シュウをチラ見すると、興奮する妹に少し引いている様子だ。



「お兄ちゃんと、どんな関係?もしかして付き合ってるとか!?」


頬をピンク色に染めた妹が目を輝かせて私を見つめる。



「っんな訳ないじゃん!」

焦って否定する私を見てオーバーに肩を落とす妹。


「…なーんだ。残念」



「まっ!その内な」



「その内って、どの内よ!」



「ドラマの中だけの話しだけど…」



丸椅子をベッドの下から引っ張り出して、私の前に置く。



「ありがと……って、ドラマ!?なんの事?」



「まだ内緒!」


口をイーッとさせて、白い歯を見せる。



「お兄ちゃんは、好きな子には意地悪だね!」



私達二人の会話を聞いていた妹が笑顔でそう言った。



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