秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜

そんな私にとって、放課後に誰もいなくなるまで残ったりするのって、後どのくらいあるのだろう。



目を綴じて、大きく深呼吸をする。



満足感に浸っていると、空気を壊すように携帯が鳴った。



「人が浸ってる時に誰よ!」



制服のポケットから携帯を取り、ディスプレイを見ると『着信:永山シュウ』の表示。



「げっ!」


忘れてた!
病院行く約束してたんだった。



「もしもし…」


「『もしもし』じゃねぇよ!学校とっくに終ってんだろ?」



受話器から漏れる永山シュウの声。




「いっ…今向かってるから!あと15分で着くよ」


嘘付いちゃった…。

だって怖いんだもん…。



「じゃあ待ってるから、早くしろよ?」


「はぁい…」


携帯を閉じて急いで教室を出た。










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