名古屋駅で東京へ向かう新幹線を待つ。
あれから少し経って、私は今日から東京で一人で暮らす事になった。
高校も芸能コースのある学校に転入する。
皆と離れるのは寂しいけどJEWELが音楽シーンで頂点を極めるなら私も女優として行けるとこまで突き進みたい!
どっちが先に成功するか競争だよ!
光城!
東京に向かう新幹線がホームに着く。
見送りはしないでって言ってあるから誰もいない。
その方が前に進みやすい。
きっと美恵子が来たら泣いちゃうかも…。
光城が来たら離れたくなくなっちゃうかも…。
私は、まだまだ子供。
だからある程度引き離さないと気持ちが揺らいでしまう。
不安定なお年頃。
もっと強くなって、良い女になるからね!
ホームのアナウンスが出発を告げる。
私は窓側の座席に座り、窓からホームを見た。
新幹線のドアが閉まり、ゆっくりと車体が動き出す。
ん?
あれ……。
もっ…もしかして…。
光…城…?
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