秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜

「やりたいです!だけど学校は…」



意欲があっても私の本業は学生だ。


タレント活動は学費を払う為に始めたに過ぎない。


だけど今、私の気持ちは俳優という職業に惹かれ始めていた。



私の気持ちは、やってみたい!だけど学校をどうするかだ。



「まぁ、美優さえ良ければ芸能コースのある東京の学校に編入するのも有りだと思う」



転校って事!?



頭に光城が浮かんだ。


お母さんも…。




「この仕事を長く続けて行きたいのなら、拠点を変えるのも大切な事よ?」



分かってる…。

でも東京に行くのは卒業してから光城と二人でって事で考えていたから急に話が出るとかなりテンパる。




「…早く出さなきゃイケないですか?」



頭を抱え込む私を見て、「一週間以内にね」と一言言うと、伝票を持ってレジに歩いて行った。



私も慌てて席を立ち、由紀さんの後に付いて行った。





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