朝目が覚めて痺れた左腕を見ると、美優が寝息を立てていた。



睫毛なげぇなぁ…。

って、確かエクステって言ってたっけ?




俺は久しぶりの感覚に酔いしれていた。
こうやって俺の隣で美優が寝ているのも1ヶ月以上前だし、Hなんてもっともっと前。



自分でも良く耐えれたと思う。


まぁ、殆どババァ(社長)か、マネージャーと二人だったから誘惑も無かったけど。



しばらくは、こうしてお互いの宿泊先のホテルに行き来できるから長い休みの日は俺にとってチャンスの日だよな。



美優の頭から壊死しそうな程痺れた腕を引き抜くと、「…ん〜…」なんて甘ったるい声を出しながら、俺に抱き着いてくる。



かっ…可愛い…。

レクチャーなんかしなくても俺にとったら美優とならどんなシュチュエーションでもキスしたいって思うんだけど…。


変態か?俺。




「寿司…食べたい…」



はっ?寿司?



美優の顔を見ると、起きている様子もなく目は閉じたまま。



「…寝言かよ」



こうゆう場合、俺の名前とか呼ぶんじゃねぇの?

寿司かよ…ぷっ!!






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