美帆side





本当にありがとうございました!


悠希の言葉が頭の中に響く。




私は一緒に頭を下げていた。
みんなにささえられて、やっとここまでやれた。ゆうも喜んでくれて、本当に良かった....






ードサッ.....


なにかが倒れる音がして、顔を上げると




悠希が誰かに駆け寄って、
必死に声をかけている。



『.......優太っっ、優太!!』




そこに倒れていたのは苦しそうに顔を歪ませるゆうだった。