悠希side




ざっざっざっっっ



風をきるように走る美帆。




陸部じゃないのに、ようあんなにも走れるなぁと思う。






俺がなぜまだまだ順番のまわってこないの前半部分をみているのかというと....









しゅんっっ




さっきよりも綺麗に風をきる音がする。




美帆の次に走っている...南かりんだ。







俺はほとんどの女子を下の名前で呼んでいる、けど、こいつだけは呼べない。









初めて会ったとき、無邪気に明るく笑うあいつに、俺は恋をしたからだ。