優太side



『さっき、私一人ベンチに置いてこそこそしてたじゃんか!』




え??美帆あれに怒ってたの?
あー、俺やっぱり女心全然分かってないじゃん。



あれはー、言えない。
恥ずかしすぎる。






『あー、』
あれは、本当にだめ。恥ずかしいもん。
自分の中で繰り返すように言う。







『ああって何?もういいよ。』




やっぱり美帆はすっごく怒ってて、



でも....
目には涙がいっぱいで、立ち去ろうとする美帆をなんとか引き止めなきゃ。やばい。


でもどうしたらいいのかぜんぜん分からなくて、、




やっぱりまた抱きしめる。