『ただ、信じるだけでいーじゃん。』
『信じてるよ。』
絶対、誰よりも信じてる。
『じゃあ、なんで不安なの?』
『分かんない。』
本当に私、なんで不安なんだろ。
信じてるのに、ゆうのこと、信じてる。
待ってて。っていわれたし、
必ず帰ってくる。っていう約束もした。
ゆうは約束をやぶったこと一度もないし、絶対帰ってくる。ってそう思ってたはずなのに。
どっかで、違ったのかもしれない。
『分かんないよ........』
ゆうのために、何もしてあげられない自分に腹が立つ。
悔しくて、仕方がない。
ゆうは、私のことをいつもしんじてくれてるのに。守ってくれてるのに。
私はいつも頼ってばっかで、無力で。
ゆうと私が変わってたらよかったのに。
涙はやっぱり止まらない。
『別に、信じてやるだけでいーんだよ。なんもしてやれなくたって、お前はあいつの彼女なんだから。』
そう言って、すっと、私の体を自分の方に寄せてくる。
『今日だけな。一応ゆうに頼まれちまつまたし。俺、彼女持ちだから。』
は、彼女とか初めて聞いた。
ゆうに伝えなきゃ。心配してた。
俺のせいであいつ、彼女作ってないんじゃないかって。
『初耳なんだけど。てか、彼女に失礼じゃん。』
そういって離そうとするけど、やっぱり男の力には叶わない。
やっぱり自分の無力さに、弱さに涙が止まらない。
ゆうのこと、こんなに好きで好きでたまらないのに、いま、何もしてあげられない。
抱きしめてもあげられないし、
ぎゅっと手をつないでもあげられない。
『いや、だって頼まれたんだよ。そのさ........俺の彼女に。』
ありがたいことに、そんな、私の心配してくれる子なんて1人か、2人くらいしかいないじゃん。
『もしかして......かりん?』
