17歳の遺書


出たてのココアは結構あったかくて、
すこしだけ安心する。



『でー本当にそんなこと思ってんの?』

横に座った悠希が聞いてくる。


『そんなことって?』


『泣いたら帰ってくる。』


『思ってるよ。』
ゆうが帰ってきてほしい。ただそれだけ。泣いてたらいつもゆうは助けに来てくれた。

大丈夫だから、泣くな。って私のことをギュって抱きしめてくれた。だから.....


『んー、俺は違うと思うけどなー。
だって、俺だったらやっぱ泣いて欲しくないし。やっぱ、笑顔でいるのがいーんじゃねーの。』


『それができないから困ってんじゃん。見送る時だって、本当は笑顔でいようと思ってたけど、無理だった。』


『じゃあ、なんでそんとき笑おうって思ったわけ?』


『ゆうには笑っててほしいし、ゆうの笑顔が一番好きだから。』

何言ってんだろ。私。
珍しく悠希におされて、悔しいからかな。それとも、悠希の言ってることがやっぱり正しいから?


『じゃあ、優太もそうなんじゃねーの。
美帆の笑顔が一番で、ずっと笑ってて欲しいんじゃないの?』


そうだ。言われてみればそうだ。言われてから気付くとか、最低だ、
でも、じゃあどうすればいーの。
何をしたらゆうは帰ってくるの?


1日も早く会いたい私はどうしたらいーの。
不安で不安でたまらない。