出たてのココアは結構あったかくて、
すこしだけ安心する。
『でー本当にそんなこと思ってんの?』
横に座った悠希が聞いてくる。
『そんなことって?』
『泣いたら帰ってくる。』
『思ってるよ。』
ゆうが帰ってきてほしい。ただそれだけ。泣いてたらいつもゆうは助けに来てくれた。
大丈夫だから、泣くな。って私のことをギュって抱きしめてくれた。だから.....
『んー、俺は違うと思うけどなー。
だって、俺だったらやっぱ泣いて欲しくないし。やっぱ、笑顔でいるのがいーんじゃねーの。』
『それができないから困ってんじゃん。見送る時だって、本当は笑顔でいようと思ってたけど、無理だった。』
『じゃあ、なんでそんとき笑おうって思ったわけ?』
『ゆうには笑っててほしいし、ゆうの笑顔が一番好きだから。』
何言ってんだろ。私。
珍しく悠希におされて、悔しいからかな。それとも、悠希の言ってることがやっぱり正しいから?
『じゃあ、優太もそうなんじゃねーの。
美帆の笑顔が一番で、ずっと笑ってて欲しいんじゃないの?』
そうだ。言われてみればそうだ。言われてから気付くとか、最低だ、
でも、じゃあどうすればいーの。
何をしたらゆうは帰ってくるの?
1日も早く会いたい私はどうしたらいーの。
不安で不安でたまらない。
