17歳の遺書


『うわっ、揺れてる。』

怖い怖いと笑い、ふざけるように大げさに震えて、私に抱きついてくる。



ふわっとゆうの髪が頬にあたる。


それだけで私の心は温かくなる。


『高い高い高いよ!美帆っ!
人ちいさっ!』

ずっと私を抱きしめてる力を強くしてくる。


『ゆう、、、、苦しいから。』


『ごめんごめん。』


と緩められる力。

多分てっぺんらしきところにくる。
いちばん高いとこだ。


また夕日がきれいに輝く。
私の好きな観覧車。
隣には私の大好きなゆう。


幸せ。幸せすぎて怖い。


『てっぺんだよ。すごいーね。幸せの光いっぱい見える!』


幸せの光?なにそれ?

『幸せの光だよ。家族の光だ。俺の夢のいっこ。あれを作りたい。美帆とね。』



『そんでさ、また家族で乗る。でさでさ、家を探して、観覧車を揺らして、みんなではしゃぐ。』


これが俺の夢の一部なっとにかっと笑うゆう。


ゆうの夢が、私と一緒に叶えられますように。


そしてゆうは私にそっと、でも深く、
私を壊さないようにそっと、それでも激しく、キスを落とした。