優太side




『ごめん、ゆう。気づいてあげられなくて、ごめん。』




美帆の声が聞こえて、小さく目を開ける。
ボロボロとこぼれる涙を拭ってやることも出来ない。



腕にも、体にも、力は入らず、ただ息をするのが辛くなっていくだけ。



美帆.....ごめん。また心配かけて。
俺、また心配かけてる。本当にごめん。





俺は意識を手放した。