「それを考えずに連れてきてしまったの?」 お母様は呆れたように眉を下げる。 「すみませ~ん」 私も少し反省。 「隣の部屋に総司様の着物があるから貸してあげなさい」 「いいのですか?」 私は少し驚いた。 総司様はお母様の大切な人なのに。 総司様の着物を見ず知らずの人に貸してしまうなんて。 けどお母様は微笑みながら言った。 「大切な緑のお客様ですからね」