3Θ目の夜。たとえ田舎とはいえ、2週間限定の滞在。思いっきり楽しまなきゃ!と今Θの朝から思っていたアタシは、何だか急にどこかに行きたかった。

 ただ、微妙に時間がなくて、日中は外にいけずにいた。


 そして、アタシが全ての教習が終わった頃。夕飯を済ませてから、のぞみが今Θの最後の教習のためにロビーに来ていて、見送りついでにアタシも学校に来ていた。そこに今Θの昼間に仲良くなったそーちょーもいたので、一緒に話していた。




しばらくすると、
「岩城さーん。岩城さんどこですかあ?」
と迎えの時にやってきたMr.オクレがのぞみの名前を呼んだ。


「はーい。」
はあ…この先生かあ、とため息をつきつつ、のぞみは返事をした。


「大丈夫、小内さんじゃないから。んじゃあ、アタシ散歩いってくるし。多分、のぞみが教習おわるよりは早く帰ってくると思うo(^-^)o」
先生の後ろについてくのぞみにそう言うと、のぞみは、

「え?(@_@;) まぢで行くのん? まあ、わかったあ。」
と言いつつ実習にむかった。