恋を知らない少女。


「尋ー。私もう限界なんだけど…。」




「ん?なにが??」




「だーかーらー!尋の悪口。尋が言い返すなって言うから我慢してきたけどさー。」




「いいよ。言い返さなくて。私は平気」




「本当は尋可愛いのに…(小声)」




「ん?なんか言った?」




「いやいやいやいやいや!な、なんでもない」




愛莉は誤魔化しながら私の席の隣にある自分の席に座った。




愛莉って本当嘘つけないよね。




まぁ、そこがいいところなんだけど。




さっき、なんていってたんだろう?




ま、いっか。