恋を知らない少女。


学校まで一直線の道を走っていたら学校の方から生徒指導の先生の声が聞こえた。




「あと30秒以内に来なかったやつは遅刻だぞー!」




「「せーんせー!待ってくださーい!」」




私と愛莉の声が聞こえたらしくこっちを向いた。




「ん?ゴラァァァァァ!またお前らか!」




「「ごめんなさーいっ」」




ギリギリ校門が閉まる前に入れた。




なんで生徒指導の先生が私たちのこと知ってるかって?




それはね…ゆっくり歩きすぎていつもこの時間に登校してるんですよね…あはは…。