「 ごめんな。泣いてばっかりで。 でも、俺さ、お前がいないとやっていけねぇんだよ。 だから、頼む。振られたって、殴られたっていいから…。 なぁ、なんで笑ってくれねぇんだよ。 なんで…そばにいてくれねぇの?」 先輩が空を見ながら、呟いていたの、知ってます。 先輩が、私のために涙を流してくれてるのも知ってます。 だけど、先輩。 会えません。 やっと会えたとき、 そのときは… 先輩の隣に他の女の人がいるでしょう。