理由は、私が病気だから。



いつかは燃え尽きてしまう命だから。




もしも、先輩と付き合い、幸せになっても、命には限りがあります。



いつかは消える命ですよ。





その日まで、近いことを私は知っていました。




付き合ったら、先輩は私のことをもっと想ってくれるでしょ?



想えば想うほど、失った時の悲しみは大きいんです。





だから、私は付き合わずに、先輩のそばにいます。




先輩には、たくさんのお似合いのひとがいますもの。