でも、そんな訳が無い。だって幼なじみだし。
ぎゅーってしたりドキドキしたりするけど。
でもでもでも。
そしたらあたし、亮のこと好きなんだ。
そう思ったら急に顔が赤くなった
そうだったんだ。あたし、亮の事好きなんだ。
「病気って言うから焦ったよ!でも恋でよかった!まみちゃん、おめでとう!!いつでも相談してね!」
病気じゃないんだね。
それは良かったけど。それどころじゃない。
あたしついに好きな人が出来たんだ。
「どーしよ。いま顔赤いよね!?亮にばれるかも知れないよね?!」
あぁー!
なんか恥ずかしい。ほっぺた熱い。
「まみちゃん可愛い!良かったね!」
ちょっと、茶化さないでよ!
「あ、でさ彩香は?好きな人?」
あたしは手をバタバタさせ、話を逸らそうとした。
「わっ私?!私は。そのぉ。」
みるみるのうちに彩香の顔が赤くなった
彩香、いるんだ!
「えー!誰々?」
あたしは彩香に顔を近づける
「え、あ、っと、だっ、大輝く…ん。」
彩香は恥ずかしそうに言った。


