その笑顔にあたしの胸がどきんと大きな音を立てた。
だって、そんな笑顔で言うから。
眠たそうにしてたのに。
亮を見るたび、胸がぎゅーっとなったりドキドキしたり。
もぅ何この気持ち。
わかんない。
「ね、まみちゃん、なんかあった?顔赤いよ?」
えっ?顔赤い?
あたしは慌てて頬に手をそえた。
「彩香、ちょっと相談したいことが。」
さっきのこと、彩香に言おう。
病気かもしれないけどさ。
「うん、いいよ?」
「あっ、男子たちは待っててね、ガールズトークだから!」
「あっそぉー俺らはボーイズトークするからいいもん」
大樹は頬を膨らませてプイっとした。
ふふふと笑って、あたし達は屋上に行った。


