カイ「ね、りんちゃんさ。」

り「はい?」

カイ「俺らのこと、恐いって思わないの。」

り「いや、思いませんよ。

っていうか、思えないです。

あんなに、優しいのに。

初対面のわたしに優しくしてくれて、倉庫にいつでも来ていいよって。

驚きました。」

カイ「ははは、面白いね、りんちゃんって。俺ら、怖がられるからさ。」

り「え、じゃあ、学校とかでも?」

カイ「まあね。俺と一輝が歩くだけで道が空く。」

り「ふふっ。想像つきます。」

カイ「そうだ。

あした、今日の夕方倉庫きなよ。

みんなを紹介するからさ。」

り「はい。

あ、ここでいいです。そこなんで。」

コンビニについてバイクから降りる。

り「ありがとうございました!おやすみなさい!」

カイ「おやすみ。」

ニコッと微笑むカイさんはすごい格好よすぎてドキッとしてしまう。

少し。動揺したのを隠すために後ろを向いて家に走り出す。


なんか、いい一日だったなぁ。