カイ「コーラでいい?」
さ「はい!」
り「はい!」
一輝「りんちゃんさ、困ったことあったら言いなよ。」
り「え‥‥。」
カイ「ここ、来ていいから。」
そういってカードを渡される。
り「これは?」
カイ「ここに入るためのカード。佐月ちゃんに聞けばわかるよ。」
り「何から、なにまで。
ありがとうございます!」
ほんと、ありがたいなぁ。
ちょっと居場所が出来たみたいで嬉しかった。
一輝「2時じゃん。」
気づいたら時計が夜2時をさしていた。
さ「もう?」
カイ「りんちゃん、送ろっか、家まで。」
さ「お開きですか?」
他の幹部を紹介するとかいって遊んでたら、あっという間に時間がたっていた。
カイ「さすがにこの時間にあいつらこないだろ。」
一輝「だな。」
り「わかりました。またの機会で!」
一輝「佐月も送る。」
さ「ありがと。」
身支度をして階段をおりるとエントランスのソファーで爆睡の順さん。
カイ「みっともねぇな。」
一輝「佐月の兄貴だとは思えない。」
うわ。
酷評じゃん、順さん。
さ「本当。兄貴だとは思えん。」
り「佐月‥。」
笑顔が怖いよ、佐月さん!!
カイ「ほっとこ。」
ガン無視して外にでる。
さっきは緊張でよく見なかったけど、駐車場的なところには他にも沢山バイクがある。
カイ「りんちゃん、家どこ?」
り「コンビニの横です。〇〇コンビニ。」
カイ「了解。」
さ「りん、じゃーね!」
り「おやすみ、佐月!」
わかれて、静かな海沿いをバイクではしる。
音もあんまり出さずに。


