「いらっしゃい!」

さ「叔父さん、私の友達。」

り「こんにちは。古屋凛と言います。」

ちょっと狭めの店内のカウンターにどっかり座ってる、刺青のおじさん。

確かに、ちょっと怖い!

「凛ちゃんかぁ。

こんな、姪と付き合ってくれてありがとな。」

さ「は!?こんな姪ってなに?可愛い姪でしょ。」

「ヘイヘイ。可愛い姪さん。

叔父さん、竜也ってんだ。宜しくな。」

り「あ、はい。」

竜也「きょうは、アイスか?佐月。」

さ「うん、分かった?」

竜也「あたりめぇだ。

半額にしてやる。

なに味がいい?」

さ「わたし、ソーダ。」

り「じゃあ、わたしは苺で。」

竜也「おう、かしこまりました。」

ニコニコとキッチンにはいっていく竜也さん。

さ「ね、いい人でしょ?」

り「う、うん‥。

なんというか。

喧嘩強そう。」

さ「あはは!

そりゃ、そうよ。

あの、海龍の総長だったんだよ。」

り「あ、やっぱり!

お店の名前、海龍だもんね。

じゃ、すんごい人なんだ!」

さ「そう。」