変な時期に編入する転校生…。 もう一回座り直してそう考えてしまった。 私がもし在校生だったら絶対そう 思うもん。 私、友達できるのかなー? 性格もそんなおかしくないはずだと思うんだけど…。 まぁ、いいけどね…。 長い坂を登ってやっと平たい道に出た。 「あれだよ、新しい家」 今まで何も喋らなかったお父さんが口を開いてそう言ったのでまた前に乗り出した。