私は聞こえるはずのない声のした方向に振り向く。 「きゃっ!!」 202の部屋のベランダに、こっちを向いてニコニコ笑う人がいる。 えくぼのできる可愛らしい笑顔。 「な、な、な、なんで?!ゆ、幽霊?!」 その人を見て噛みまくる私に、その人はプッと吹き出した。 「まさか!ちゃんと俺だよ。 光だよ」 そこにいたのは、紛れもなく光だった。