「え〜と、こっち…かな?」
夜7時ごろ。
3時間かけてやってきた都市郊外で、私は迷っていた。
やっと着いた駅で、自分の家までの地図と格闘しながら約30分。
本当は徒歩7分のはずなのになぁ!
「全く、この地図あってるの?!」
1人で文句を言いながらそのへんを歩き回る。
すると、家の近くにあるらしい、スーパーを見つけた。
ってことは!もうすぐで家!!
そこからはもう簡単。スーパーのある場所から家までの道を地図で見てそれにそって歩く。
「あ、あった〜!」
夜7時15分ごろ。やっと自分のアパートにまでたどり着いた。
なんで駅からはこれなかったのに、スーパーからは地図を見て来れたんだろう?
私はとりあえず201の自分の部屋の中に入る。
隣の202にも部屋の灯りがついていて、誰かが住んでいるのは分かった。
「つーかーれーたー!」
すっからかんの部屋から、私はベランダに出て風に当たる。
3月のまだ肌寒い夜は、少し気持ちよかった。

