それから、普通に片付けをして後夜祭を吉野と誠と見に行って
文化祭の1日は終わった。
「ただいま〜」
「「おかえり〜」」
え?
家の中から母さんの声ともう一つ、よく聞くあの声が聞こえてきた。
いや、まさか…そんな…。
リビングからはカレーの匂いが漂ってくる。
リビングのドアを開けてテーブルの方を見る。
「えっ!杏奈?!」
まじで?!
「お邪魔してまーす」
へらっと笑うのは紛れもなく杏奈だった。
杏奈は椅子に座ってよそってあるカレーを食べていたようだ。
「おかえり、光〜。買い物の途中で袋が破けちゃってー、杏奈ちゃんが手伝って持ってきてくれたのよ〜」
そのお礼にね、オホホ
なんて言ってる母さんはどんどん食べてねーと杏奈に向かって微笑む。
「ほら、光も食べちゃいな」
「ああ、うん」
ドキドキと鳴る鼓動が次第に速まり大きくなる。
めっちゃラッキーじゃん!!
「へへっ」
つい笑ってしまう位、嬉しかった。

