君との距離は1メートル 【完】






「あ。すいませーん!こっちも写真お願いしまーす」





「はい、お待ちくださーい!」





カフェの中はいつの間にか撮影大会だ。






ーーーー…




「いらっしゃいませー」




教室の外で勧誘をしていた俺と誠。




中は意外と繁盛しているようで、満員に近かった。




「あ、あの〜…」




「はい!いらっしゃいませ!」





私服姿の女の子2人がこっちの顔を覗き込むように見てきた。




俺の顔って覗き込まなきゃ見えないのかって位みんな覗き込んでくる。





「うわっ!ほら!やっぱり」



「やばー!まじで?!」





俺の顔を正面から見た途端2人は大騒ぎを始めた。




え?!え?!なになになに?!



もしかして知り合い…なわけがない。




「あの〜、なにか…?」




さっぱり訳がわからないので問いかけてみる。



「光先輩ですよね?!」




1人が突然目を輝かせながら興奮気味に聞いてきた!




な、何故名前を…。



「そうだけど…。どうして名前をしってるの?」




やっぱり知り合いなのか?顔見知りだったっけ?




思い出せないとか失礼すぎるよな。





冷や汗が流れそうだ…。




「私たち光先輩の中学の後輩です!
今中3で、中2の頃から先輩の事知ってました!」




あ、なんだ…。一方的に知ってただけか。良かった…。


「あ〜、そうなんだ?ゆっくりしてってね」