君との距離は1メートル 【完】






グイッー





「あはは、真っ赤じゃん!」






顔を隠してた手を引っ張られて俺の真っ赤になった顔がばれた。





「いや!あ、そう!旅行のこと聞いてる?!」




恥ずかしくなって違う話題をふった。





「ああ、聞いてるよ!親がいない間はお互い協力し合おう」




ニコッと笑いかけてくる杏奈は本当にすなおにそう言ってるみたいだ。






いや、すなおっていいんだけど…。



なんていうか、






それだけで意識されてないのかな?









「夕飯とか寂しかったら一緒に食べようね」





「うん」






「親のこと気にせずに玄関から入れるね」





「そうだね」






全てを楽しそうに話す杏奈に頷きながら

心の中に浮き沈みする不安を拭いきれないでいた。







「杏奈〜と光くーん」




どっからか名前を呼ばれてそっちを見ると細川と誠が帰ってきた。