「たとえ叶わないとしても、クリスマスに告白しようと思ってる」
あの夜の日の誠の言葉がはなれない。
叶わなくても告白する?それは、杏奈の気持ちを知ってか知らずか。
そんなのはどうでもいいけどクリスマスまで日にちだってない。
俺も何か行動しなきゃいけないんじゃないか?
「ーる…っかる、…光!!」
「はいっ!!」
やばっ!勝手に自分の世界に入ってた…。
顔を上げたら、そこには怪訝そうな顔の愛巳がいた。
あちゃ〜…怪しまれてるなぁ。
「もう、3回ぐらい呼んだんだけど?何ボーッとしてんのよ」
「いてっ!」
むうっと膨らませた頰は愛巳が怒っているっていう印。
デコピンを食らわせれておでこをさする。
愛巳はよく俺に怒るとデコピンをしてくる。
おでこがヒリヒリするんだよな、これ。
「ふはは、ごめんごめん」
「ちょ、何笑ってんのー?!」
怒りつつも笑っているののが愛巳。
従兄妹って面白いな。血が少し繋がっているから兄妹のような感覚。
兄妹がいないからなおさら心地よいんだ、愛巳といると。
まるで妹ができたみたい。
そう思うといつも微笑ましくて笑ってしまう。
そんな事、愛巳は知らないんだろうな。

