君との距離は1メートル 【完】










「みなさーん!林翔祭、はじまりまーす!」




生徒会長の声が校舎中のスピーカーから流れて林翔祭の始まりがつげられた。



「誠っ!はやく!」




「ちょっ、おいっ、はえーよ!」




下駄箱でノロノロしてる誠を急かして駆け足で正門へ向かう。




はやく。




はやく会いたい。








「あっー」





見つけた。




「あ、光〜」





向こうもこっちに気づいたみたいで愛巳が手を振ってきた。





愛巳のそばに杏奈と細川と誠がいた。




杏奈を1番に見つけたけど、本人はケータイをみていてこっちには気づいてないみたいだったが愛巳の声でパッと顔を上げてこっちを見た。





淡いピンクのコートにブーツを履いて

出会った頃より長くなった髪を二つに分けて結んでいる。





可愛いな…。


…なんて!!1人でそんなこと考えて恥ずかしい!




「?光顔赤いけどどうした?」


誠が隣から顔を覗かせてきたのでバッと顔を背けた。




「なんでもない!」




「ふ〜ん?」