君との距離は1メートル 【完】






「それじゃあ、クッキーとお茶の準備をして欲しいから〜」





実行委員の間中さんがみんなに指示を出していく。





「池田君はあっちで紙皿とかだしてきて」





「は、はい」




間中さんはぐるっと振り向いてこっちを指差してきた。



「はやくっ!!」





「はい!!」





みんなに笑われながら、俺は走って皿を準備しに行った。





「あ、あのっ、光君」




お皿の準備をしていると、背後から女の子の声がした。




作業を止めて顔をそっちに向けると同じクラスの一之瀬さんがいた。




「一之瀬さん、どうしたの?」






少し息を切らしている一之瀬さんはどうやら走ってきたみたいだ。




「あ、え〜っと…」





一之瀬さんは困ったように視線を彷徨わせてあー、とかえー、とか言ってる。




「そ、そう!間中さんに手伝えって言われたの!」




「あ、本当?お願いします」



助かった〜!一人で皿を出すのはやっぱり疲れるよ。