君との距離は1メートル 【完】







ブーブー





またケータイのバイブか。





今日はよくなるなー、と思いながら通知を確認してみる。





あ、誠だ…。





柴田の方の誠からラインが来ていた。




本当、須藤の方と区別したいけど今更名前の呼び方変えるのもなぁ…。





とりあえずラインを見てみると、


『今から会えない?』



ときていた。




おいおい。今からかよ?!



まぁ、そんなに家も遠いわけじゃないからいいけど…。




『いいよ。俺んちくる?』




『了解。今行く』





誠からのラインはそれっきりで俺は玄関の外で誠を待った。


それにしても、よほどじゃない限りこんな夜に会うことなんてないよな…。




何か、あったのか…?





━━━━…

━━……




「光っ!!」



「よっ、誠」



坂の上の方から誠が走ってきた。



まだ11月だというのに、もう白い息が見える。