好きな人が出来て告白する事の難しさと自分が他人にしてきた事への罪悪感に気づいた。
告白してきてくれた子は凄いな。
俺なんかより本当、勇気があるわ。
「はぁ〜〜〜」
俺ってこんなヘタレだったのかぁ?
枕に顔をうずめる。
ブーーブーー
とまたバイブが鳴る。
ケータイを拾って通知を確認すると
『もう会える〜?』
と杏奈からのLINEだった。
え?!もうそんな時間?!
慌ててケータイで時間を確認すると20時45分と表示されていた。
ああ、でももうそんな時間なのか。
愛巳との電話と心の葛藤で大分時間はたっていたようだ。
「いいよ…と」
俺は直ぐに返信してベランダの窓を開ける。
「あ、よかったー!」
向かいのベランダにはもう杏奈が出ていた。
暗いから表情はよく分からないけど声のトーンからきっと満面の笑顔に違いない。
「ごめんね!待ちくたびれちゃって!でもどーせ暇だったでしょ?」
俺が杏奈の方に近づくとふふっと笑っていたずらっぽい声でそう言われた。
「まぁな、どーせ暇人ですよ」

