「光ー、ご飯だよー」
お風呂から出てタオルで髪の毛をワシャワシャしてるとリビングから母さんの声が聞こえてきた。
7時半すぎか…。
時間が経つのってこんなに遅いのか。
「今日は唐揚げだよ〜ん」
リビングに行ってテーブルの椅子に座った。
母さんは今日はご機嫌のようだ。それも今までにないくらい。
「頂きまーす」
俺は箸を持ってパクパク食べ始めた。
「ねーえー
光って杏奈ちゃんと仲良いわよね?」
?!
ご飯を吹き出しそうになったがどうにか堪えた。
そして平然を装い
「まぁ、そうだけど」
と言う。
「そしたらさー、お母さんとお父さん
杏奈ちゃんのお母さんとお父さんと旅行行きたいんだよね」
……は?
いきなりすぎて箸が止まる。
「いや、なんか仲良くなっちゃってー
よかったら行きませんか〜って話しになったの!
だからお隣どうしなんだから何かあったら杏奈ちゃんと助け合ってね?」
いや、助け合ってね?
じゃねーよ!!
「な、いつから?」
「んーと、もう計画はたててあるし早くて来週かな?」
人差し指を顎に当てて首を少し傾けながら考える母さん。
まぁ、別に親がいない位で支障はないし…。
「あっそ。いってらっしゃい」
俺はすぐにOKした。
それが意外だったのか母さんは目を大きく見開く。

