君との距離は1メートル 【完】






「ー本日の文化祭は間も無く終了致します。外部からお越しの方は校内から出て頂きますようお願い致します」





ピーンポーンパーンポーン…





「え?!もうそんな時間?」





隣にいた光君が焦ったように時計を見る。




ほんとだ。もう15時になる。




「また、今日の夜な!


じゃ!」






スクッと立ち上がった光君は目を細めて笑うと出口に向かっていった。




「っば、バイバイ!」




う、裏返っちゃった!



私は声を出してから後悔した。



う〜〜と頭の中で唸っていると


背中を向けてた光君は一瞬だけこっちを振り向いて



「バイバイ」



と私に向けて言うと今度は本当に背を向けて出口から出ていった。




「杏奈?」




後ろから誠の声が聞こえた。



「杏奈、今の光……って、顔赤くない?」



「赤くないよ!!」





誠が顔を覗き込んで聞いてくるからさっと両手で頬を隠す!




嘘。本当は凄く熱いから絶対赤いに決まってる。



だって、だって!!