「ホラ!!あれッ!!!」 勢いよく指を指す私に 2人ともポカンとしてる。 「あんなカワイィ子に誘惑されたら雅人すぐ落ちちゃうよ!!」 「ぁの--葵さん? 彼女は 舞川 夏紀。 我らがサッカー部のマネさんだぞ!!」 「そうそう。それにあの葵にゾッコンな雅人君が揺れるわけないじゃーん☆」 でも... あんなに楽しそうに.. 私とは学校で全然話してくれないくせに... 話しても口パクで おはよぅかバイバイだし。 「嫌な予感...」 笑う大和となみを横に 私はなんだか落ち着かない気分だった。