彼が眠たくなってしまう程私のシャワータイムが長かったのだろうか。

びしょ濡れの制服を着たまま、体に何もかけずに眠る彼。
近付いて、頬に触れるととても冷たい。
このままだと風邪をひいてしまうだろう。
何か体にかけるものはないかと辺りを見渡す。


「…………あったかい……」


寝ているはずの彼が小さな声で囁いた。
彼を見ると、彼の目も、私を見ている。


「起こした?」


私の問いかけに対する返事はせず、彼は私に手を伸ばした。
私は戸惑いながらも伸ばされた手を取る。