「夏目君の隣の席、どんな気分?」 「女子から反感買いそうで怖い」 彼の席は一番後ろの窓際の席。 その隣の席に座るのが私だった。 隣同士でも彼と私が会話をすることはないが。 メリットもデメリットもない。 いや、デメリットがあった。 休み時間の度に彼に群がる女子達が私の席を独占するのだ。 少し席を離れただけで、戻る頃には誰かに席をとられている。 席にずっと座っていたとしても女子の声がうるさくてゆっくり休めたものではない。