女は怖い。
その時、本当にそう思った。
けれど私にはそれよりも怖いものがある。

このことが彼にバレてしまうことが何よりも怖かった。
彼にバレれば、きっと彼は彼女らを殺す。
もう殺しなんてしてほしくないというのが私の本音である。
別にクラスメイトのためなどではない。
クラスメイトのことは私自身、恨んでいる。
不謹慎なことを言うが、彼女らが事故死でもしてくれれば私はガッツポーズまでして喜ぶだろう。

こんなくだらないことで彼女らを彼が殺し、彼がまた汚れてしまうことが、ただ怖かった。