みすみの花が開くとき

「誠!なんで!」


なんで、貴方が、これ以上傷付かなくてはならないの?


誠は微笑んだ。


「誓ったんだ。雪を守るって」

「だからって…」


貴方に傷ついてほしくなかった…。


「雪。もう、終わったんだから…。そんな顔、しないでよ…」


誠の胸を叩く。


「誠の、アホ…」





溢れる涙を誤魔化す様に―





その存在を確かめる様に―





―何度も、何度も。