みすみの花が開くとき

五十嵐柾は誠の病室の前に着いた。

居たのは紅葉・光如・光如に呼ばれた義成。


「テメェ、矢追…!」


いや、今は誠だ。


「紅葉!誠は無事か?」

「はい。今、雪姉さんと聡兄ぃさんが一緒に居ます」

「聡兄ぃが?」


携帯電話に着信。

英兎からのメール。

書かれていたのは、雪のと同じ内容。





扉に手をかける。

不動。

悪寒。


「佐橋、矢追!」

「おう?」

「なんだい?」





「この扉、蹴破るぞ!」