みすみの花が開くとき

「雪!死ぬってどういう…」


そこまで言って、誠は呻いた。


「誠!大丈夫?」

「うん…一応」

「誠。落ち着いて聴いて」


誠は軽く頷いた。





「…今からね、誠を刺した人が来るの」





「な…!」

「それでね、今度刺されるのは、多分、あたし」

「なんで、雪が刺されるんだよ?」

「すぐに判るよ」





「…僕が守る」

「いいの…誠は、これ以上傷付かなくても」

「柾と紅葉さんに誓ったんだ。雪を守るって」

「誠…」





その時、病室の扉が開いた。