みすみの花が開くとき

誠の枕許へ。





かがむ。





そっと、唇を重ねた。





触れ合うだけのフレンチ・キス。





勇気と愛の結果。





それだけで、満たされる。





「雪…」

「誠…」


どちらからともなく、笑みがこぼれる。





知らなかった。

今、この瞬間までは。





知らなかった。

こんなに幸せな気分になれるなんて。





「ねぇ、誠」

「なに?」

「もう一度…、しよ?」