みすみの花が開くとき

「そんなの…!」

「出来るだろう?現に、さっきは出来た」

「お前の心は、傷付いてない!」

「君が傷付けてくれ」

「な…」

「俺は、それを受け入れる」


閑は唇を噛んだ。


「…陰矢光如」

「何だい?」

「…覚悟しろ」

「とっくにしてるよ」


光如はカップを空けた。


「…陰矢光如」

「何だい?」

「あたしと、付き合ってください」