みすみの花が開くとき

「雪ちゃん。…幸せ?」


雪は屈託無く微笑んだ。


「うん。…とっても」

「そう。よかった」


光如は背を向けた。


「それが聞けてよかった。お邪魔したね。じゃ」

「…こーすけくん。いつか、Lievreっていうお店に来て」

「了解。近いうちにね」


光如は放送室を出た。