いつの間にか 時刻は夜 24時を回って 日付が変わっていた 「……落ち着いた?」 ーーー本当に不思議だった 初めて会った 明らかに年下の彼 名前も知らない男の子に 普段人に 弱みを見せないあたしが 不思議と 本当にごく自然に 気を許して その胸で泣いたなんて 「………ん、ありがと……」